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2010年9月27日月曜日

縦走日記(上高地→槍ヶ岳→穂高連峰→上高地)




僕は山歩きするときはいつもこの様なものを書いて持ってきます。
僕の愛読書である昭文社の『山と高原地図』を参考に、自分が狙うトレイルの簡単な行程表などを作成。
今回は↑かんな感じで、行程表ではなかったけども。




一日目(21-22日)
22:30新宿発『さわやか信州号』にて上高地へ。

東京都庁地下のバスターミナルにて。ザックはグレゴリー60L!
今回の重量は約13kg。丹沢縦走時に比べてやや重たい。
でも、テント泊で縦走する人よりかはよっぽど軽い。


5:30頃、上高地到着。そこから準備して6:00出発。天気は曇である。


上高地から梓川沿いに静かな森の中をひたすらにゆく。
お猿さん達と、途中まで一緒にゆく。
横尾山荘まで2時間。予定より1時間短縮。

横尾を過ぎた辺りから雨。今回のために購入したゴアテックスのレインウエアを着装。
スバラシイ。お値段も素晴らしかった・・・。足下は前から履いてるNIKEのゴアテックスの
トレッキングシューズ。それなりに調子良い。

天狗原分岐にて。ここで雨が少し弱まったので一枚パチリ。
槍ヶ岳は雲の奥の方。登りがドンドンきつくなっていきます。

12:40槍ヶ岳山荘到着。上高地から6時間40分。予定より3時間50分くらいの短縮。
風雨が凄くなり、もはや台風の様に唸っているので、外観の写真は無し。

槍ヶ岳山頂を目指そうかと思いましたが、断念。
とにもかくにも寒い。
山荘の入り口の温度計は4℃。寒いわけだ。


夕食後の楽しみ。かじかんだ指先の感覚を復活させるにはこれしかないでしょ?
ウイスキ~ お好きでしょ~♪♪♪
ナッツもサラミも昆布も旨し◎



二日目(23日)
5:30朝食。6:15出発。槍の穂先(標高3180m日本第5位)を目指す。
登りは15分で。下りは20分くらいとかかな?
突風と降雨により写真はなし!つーかWHITEOUTてかんじ。5m先見えません。

山荘から槍ヶ岳をピストンし、山荘にて一服。ホットコーヒーが美味い。

7:48槍ヶ岳山荘出発。
この先には、南岳から北穂高岳にかけて大キレットが待っていた。
風は常に強く。普通には歩けず、かがみながらゆく。
ふらつけば、尾根から谷底へ吸い込まれる。何度か突風で倒れ欠けて危なかったな。
最大の難所?Hピーク。この辺りは本当に危なかった。尾根は痩せ細り、とがった岩の上をゆくが、雨で滑るし、風も強い。おまけに寒くて手先が冷えて感覚が鈍い。正直駄目かもと思いました。
誰にもすれ違いませんでしたな。。。

 
視界は常に5m。キレットを過ぎると降雨で白けた中にうっすらと濃い山の影が。

でかい。とてつもなくでかい。

上は何処まであるのか全く解らない。三点支持を駆使してひたすた登る。
そこは北穂高岳(標高3106m第9位)だった。

山頂のすぐ下には北穂高小屋が。雰囲気は良さそう。
今度泊まってみたいな。


北穂高岳から涸沢カールへ下る。雨が弱くなったので、パチリ。
下りは岩がゴロゴロでしんどい。ひたすら下る。


1:23涸沢小屋到着。この日の宿。凄くきれい。
槍ヶ岳山荘から約5時間半で到着。予定より3時間の短縮。

マナーの悪いオヤジ達が溜まっててウザかったな。有名な小屋だししょうがないか・・・。
小屋番にいちゃもんつけてる野郎なんか山から閉め出しちゃえば良いのに。


涸沢カールより。右下のが涸沢小屋。

ここは水が豊富で、お隣の涸沢ヒュッテという山小屋では山では貴重なお水が使いたい放題!
登山者多いから飲むには気が進まないけど。


夕方、太陽が出まして、山を紅く染めてくれました!ここまで来た甲斐がありました!


うっとり。スバラシイ。最高です。



三日目(24日)
6:38涸沢小屋出発。パノラマコースからザイテングラートを経て奥穂高岳へ向かいます。

グングン上昇。残雪はツルッツルで結構危ないよ~


ザイテングラート中腹にて。下に人がいるの見えマスかな?
所々に、要三点支持!なーんつってもたいしたこたーないな。


大分、上昇してきました。


8:40奥穂高岳(標高3190m日本第3位)登頂成功!
360度の大パノラマ!とっても美味しい!


正面の強烈なやつは『ジャンダルム(標高3163m)』。その先には西穂高岳(標高2908m)。
今回はルート外。いずれまた!


真ん中奥のとんがっているのが槍ヶ岳。あそこから来たんですね~来れたんですね~
正に天空のトレイルってな感じ??


9:02奥穂高岳出発。前穂高岳を目指します。
道幅は細いが確かに道になっているので歩きやすい。




10:35前穂高岳(標高3090m第11位)到着。ここも眺め良し。
気温は10℃。無風でそんなに寒くはない。

一般的には分岐にザックを降ろして手ぶらで山頂までピストンする人が多い様ですが、
昼食をと考えていたので、ザックを背負ったまま、やって来ました。

が、しかし、三日目ともなるとさすがに厳しい。やっとの思いで登頂。
濃厚チーズクリームパスタをチョイス。最高のテラスで御馳走様。
山頂では約1時間ものんびり。ほとんど独り占め~♪

11:35前穂高岳出発。ここからはひたすら下り。
秋が近づいてきてますね。
秋山が一番の大好物なので、燃えるように色付く頃にまた来たいな。


本当にひたすら下ります。
僕の足の下分かります?この高度感?転けたらグッバイーサヨナラ間違いなし。
雲海が大分近くなってきました。

雲海の下まで来ました~。膝からお皿が飛び出しそうなくらい。膝株痛すぎ!泣きそう。
目指すはあの朱色の屋根。あそこが河童橋の辺り。遠っ!


森林限界の下にきまして、いつのまにやら深い森の中を。
とそこに、作業員が。木道を直してました。こういう人のお陰で、我々のような者が山を歩けるのです。感謝です。

河童橋手前よりパチリ。

14:40上高地到着。涸沢小屋から約8時間。予定より約1時間40分くらいの短縮。




今回の縦走を思い立ってから、山経験の乏しい僕が考えついた事前準備としては、地元丹沢山系縦走と富士山登山。この二つをやっといて良かったとつくづく。
今回初めて雨天での山歩きだったけど。雨天は雨天の味わい方(人それぞれだけど)や良さを学べたかなと思います。



同じ山は二つとない。
同じ風景は二つとない。


だからやっぱり山は止められないね!



参考までに。

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